お墓参り

無縁仏に手を合わせてはいけないは誤解!無縁仏の供養の仕方とは?

「無縁仏に手を合わせてはいけないって本当ですか?」

そんなお悩みにお答えします。

結論から言うと、無縁仏に手を合わせてはいけないは誤解です。手を合わせても何ら問題はありません。

では、なぜ無縁仏に手を合わせてはいけないという話があるのか、今回はその疑問について触れつつ、無縁仏の供養の仕方について詳しく解説していきます。

 

無縁仏に手を合わせてはいけないは誤解です

無縁仏に手を合わせても問題ありません。

自分のご先祖様のお墓と同じように合掌して供養します。

それではなぜ、無縁仏に手を合わせてはいけないという話があるのか?

それは、無縁仏は誰からも供養してもらえないために、「寂しさから故人がお参りに来た人をあの世に一緒に連れて行ってしまう」と考えた方がいるからです。

そのせいで、無縁仏に手を合わせるのはよくないという話が広まったと考えられています。

もちろんこの話は事実ではないので、信じて怖がる必要はありません。

 

無縁仏とは

そもそも無縁仏とは、親族やお寺に供養してもらえなくなったお墓のことを言います。

一般的にお墓は、寺院や霊園に年間管理費を支払って管理してもらうものですが、中には年間管理費の支払いがされずに支払いが滞った状態のお墓もあります。

そうしたお墓は通知や札が立てかけられて、一定期間そうした状態が続くと無縁仏と判断されます。

少子高齢化が進む現在、無縁仏は増え続けている状況にあります。お墓を後継ぎするのが難しいお墓が増えているからです。

 

無縁仏のお参りの仕方

無縁仏だからといって特別なお参りの仕方があるわけではありません。

一般的なお墓と変わらないお参りをします。

 

合掌する

前述したように、無縁仏に手を合わせることは問題ありません。

無縁仏の前に着いたら合掌しましょう。

数珠を持ち合わせている場合には、数珠を左手にかけて数珠をはさむように手を合わせる、もしくは両手に通して手を合わせましょう。

また合掌の際にはしゃがんで行うと良いとされています。

これは無縁仏を立ちながら見下ろして行うと失礼という考え方があるからです。

もちろん足腰が悪い方は無理せず立ったまま合掌して問題ありません。

 

お供え物をする

無縁仏にもお供え物をすることが可能です。

ただし、故人が好きだったものをお供えすることはできない場合が多いです。

一般的に無縁仏に納められているご遺骨は、他の故人のご遺骨と一緒に納められているからです。

そのため無縁仏のお供え物としては、お線香やお花が良いです。

お花は仏花や季節のお花をお供えすると良いでしょう。

ただし、お花の種類によってはお供え物として良くないとされるお花もあります。毒やトゲのあるお花などです。

お墓参りにタブーとされているお花については下記記事で詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。

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お墓以外の場所を掃除する

無縁仏でも掃除を行うことができます。

ただし、墓石や墓石周りの掃除は断りもなく掃除することはやめておきましょう。理由は無縁仏は他の故人のお墓でもあるからです。

無縁仏の掃除をする際は、墓石や墓石周りではなく、共有スペースなどのお墓以外の場所にしておきましょう。

 

無縁仏の供養の方法について

ここからは、無縁仏の供養の方法についても紹介します。

無縁仏の供養の方法は主に2つに分けることができます。

「無縁死」か「継承者不在」です。

 

無縁死の場合の供養方法

無縁死とは身寄りがいない人が亡くなった場合です。孤独死とも言います。

無縁死の場合には、管轄の自治体が亡くなったときの状況、遺留物など記録して、その後に埋葬されます。

故人のご遺骨は火葬され、ご遺骨は管轄の自治体が管理して合葬されることになります。

 

継承者不在の場合の供養方法

お墓の管理や年忌法要・法事などを中心的に行う人を祭祀継承者と言います。

この祭祀継承者が亡くなる、疎遠になるなどした場合、お墓の管理をする人がいなくなるので無縁仏になるケースが多いです。

通常、お墓の年間管理費の支払いが滞って1年以上経った場合には無縁仏として処分されてしまいます。

お墓にあったご遺骨は無縁仏に合祀されます。

その後、元々あったお墓は処分されて、別のお墓が建てられるように更地にされます。

 

無縁仏になる2つの理由

無縁仏になる理由は主に2つあります。

前述した「継承者がいない」という理由と、もう一つは「お金がない」という理由です。

 

①継承者がいない

一般的にお墓は代々受け継いでいくものですが、継承者がいなくなった場合は無縁仏になってしまいます。

 

②お金がない

お墓には維持費がかかります。寺院や霊園に払う年間管理料です。年間管理料は1万円前後ですが、それでも毎年支払うとなると結構な金額になります。

また墓じまいをするにしても何十万円~何百万といった高額なお金がかかります。

そうしたお金を払えないという理由から無縁仏になるケースも多いです。

 

無縁仏にしないための3つの方法

最後に、無縁仏にしないための3つの方法を紹介します。

まとめると以下の通りです。

①墓じまいをする

②合祀墓にする

③永代供養墓にする

 

①墓じまいをする

一つ目は、墓じまいをする方法です。

墓じまいをする費用の相場は、30万円~数百万円程度と言われています。

この先にお墓の継承者がいない、お墓の供養を続けるのが難しいと判断できる場合には、早い段階から墓じまいのための資金を用意する、ローンを利用するなど考えておいたほうがいいでしょう。

地域によっては自治体による墓じまいの援助を行っている場合もあるので調べてみると良いですね。

 

②合祀墓にする

合祀墓(ごうしぼ)とは、複数のご遺骨をまとめて埋葬するお墓のことを言います。血縁関係のない人たちの遺骨が一緒に埋葬されます。

合祀墓は無縁仏とは異なるため、合祀墓にすることで無縁仏を避けることが可能です。

合祀墓の費用相場は1人当たり5~30万円くらいです。

合祀墓のメリットは年間管理料がかからないこと。

ただし、供養できる回数や期限が限られているので、合祀墓の契約の際は供養の期間なども確認をしておきましょう。

 

③永代供養墓にする

永代供養墓とは寺院や霊園が墓の持ち主に代わって供養・管理を行う方法です。

お墓に参拝に行くのが難しい方にはおすすめの方法です。

永代供養墓には、墓石だけではなく、納骨堂、樹木葬などがあります。

無縁仏にしないためにはどうすればいいか考えている方は、以上の3つの方法を検討してみてください。

 

まとめ

今回は無縁仏に手を合わせてはいけないの?という疑問から、無縁仏の供養の方法まで幅広く紹介しました。

まず、無縁仏に手を合わせてはいけないというのは誤解です。

無縁仏も通常のお墓のように合掌して供養しましょう。

また近年、無縁仏になってしまうケースが増えています。

ご自身のご先祖様のお墓が無縁仏にならないよう、墓じまい、合祀墓、永代供養墓にするなど、早めの段階から考えておくと安心ですね。

それでは今回は以上です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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