「お墓参りでやってはいけないこと(タブー)について教えてください」
そんなお悩みを解決する記事を用意しました。
本記事を読めばお墓参りでやってはいけないこと(タブー)が分かりますよ。
あなたが普段のお墓参りでやっていることが、実はやってはいけないことかもしれません。
本記事を参考にして、今さら聞けないお墓参りのマナーについて知っておきましょう。
【お墓参りのタブー】お墓参りでやってはいけないこと13選
まとめると下記の通りです。
お墓参りでやってはいけないこと13選
①お墓掃除をしない
②ゴミをそのままにする
③固いスポンジ・タワシで磨く
④墓石を濡れたままにする
⑤水以外のものを墓石にかける
⑥派手な服装・露出の多い服装
⑦火をつけたまま帰る
⑧火を息で吹き消す
⑨トゲ・毒・匂いが強い花をお供えする
⑩お供え物をそのままにして帰る
⑪お墓に抱きつく
⑫墓地で騒ぐ・走り回る
⑬他のお墓をお参りする
順番に解説していきます。
①お墓掃除をしない
お墓参りで一番最初にやることは「お墓掃除」です。
お墓は屋外にあり、雨、ホコリ、排気ガスなどで墓石は汚れています。また風でゴミや落ち葉なども舞いこんでくるので周辺も汚くなりがちです。
そのため、ご先祖様や故人の供養を行う前にはお墓掃除をしてキレイにしてあげるのがマナーです。
お墓掃除の流れは、まずお墓周りの雑草取り・ゴミ拾いを行い、次に墓石や花立の水洗いを行います。
お墓参りではお墓掃除は必ずやることなので、軍手やゴミ袋、ほうき・チリトリ、スポンジ、雑巾・タオルなどを持参しましょう。
②ゴミをそのままにする
お墓掃除やお墓参りで出たゴミをそのままにしてはいけません。
ゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。
墓地や霊園によってはゴミの集積所があって、お墓参りで出たゴミを捨てていい所もあります。ただ雑草やゴミなどが大量に出た場合は、集積所がゴミで溢れかえってしまいます。
ゴミ捨てのルールを守ることは絶対ですが、お寺や霊園を使う人の気持ちを考えて、ゴミは持ち帰るなどの気配りもできると良いですね。
③固いスポンジ・タワシで磨く
墓石の汚れを落とそうと、固いスポンジやタワシでゴシゴシ磨いてはいけません。墓石のコーティングがはがれて、墓石を傷つけてしまいます。
墓石の汚れを落としたいときは、柔らかいスポンジで磨く、または雑巾やタオルで水洗いをしましょう。
また墓石を洗うときは家庭用洗剤は使わないでください。墓石が劣化して、シミや変色の原因になってしまいます。
墓石用の洗剤が売られていますが、墓石の種類や汚れの種類によってキレイに落とせる洗剤が違います。
洗剤の種類を間違えると墓石を傷つけるリスクもあるので、洗剤を使わずに水洗いするのが無難です。
どうしても落ちない汚れは墓石クリーニングの業者に依頼しましょう。
④墓石を濡れたままにする
墓石を水洗いして濡れたままにするのは良くないです。
濡れたままにすると、汚れがついたり、苔や水アカの原因になってしまいます。
水洗いをしたら必ず乾拭きしてください。
⑤水以外のものを墓石にかける
水以外のものを墓石にかけてはいけません。
よくテレビや漫画などでは、お酒やジュースを墓石にかけたりするのを見たりしますが、絶対にやめましょう。
お酒の成分やジュースに糖分が墓石に浸透して、シミや変色、カビの原因になってしまいます。また甘い匂いや糖分で虫が寄ってしまう原因にもなります。
中には宗教上の理由でお酒をかける場合がある方は、かけた後は必ず水で洗い流しましょう。
またお酒やジュースをお供えする場合は、湯呑やコップに注いでお供えするように。缶のまま置いておくとサビが墓石に付着してしまう恐れがあるので注意しましょう。
⑥派手な服装・露出の多い服装
お墓参りの服装は普段着でOKです。
とはいえ、派手な服装や露出の多い服装は避けたほうがいいです。
お墓参りはあくまでも故人を偲ぶ目的のため、派手な服装はふさわしくないと考える人も中にはいるからです。
また、サンダル、ショートパンツ、ミニスカート、タンクトップなど、露出が多い服装も、見た目が軽装すぎるのと、墓地で転んだりする危険もあるので避けたほうがいいでしょう。
普段着の中でも、白、黒、紺、グレーなど、落ち着いた色の服装を選ぶのが無難です。
地域やお寺によってはお墓参りの服装が決まってたりする場合もあるので、事前に確認をしておくと良いですね。
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⑦火をつけたまま帰る
ろうそくの火をつけたまま帰るのはやめましょう。風で倒れたりすると火災の原因になるからです。
お線香の火も、消えるまでその場で待つか、早く去る必要があれば水などで消してから帰るようにしましょう。
またタバコに火をつけてお供えする方もいらっしゃいますが、これもよろしくはありません。他のお墓へ臭いが移ったり、タバコの火で火災の原因になったり、吸い殻が出るからです。
タバコのお供え自体は良いですが、火をつけないようにしましょう。
⑧火を息で吹き消す
仏教では、人の吐く息は不浄なものとされているので、ろうそくやお線香の火を息で吹き消すことはタブーとされています。
ろうそくやお線香は手で仰いで消すか、腕を振って消すようにしましょう。ただお線香が燃え上がってヤケドしそうな場合などのやむを得ない状況時は、息で吹き消すのはしょうがないと言えます。
⑨トゲ・毒・匂いが強い花をお供えする
お墓にお供えする花は、トゲ、毒、匂いが強いお花は避けましょう。
トゲや毒のあるお花は死を連想させたり、匂いが強いお花は他のお墓の迷惑になってしまう可能性があるからです。
具体的には、トゲのある花はバラやアザミ、毒のある花は彼岸花、スイセン、匂いが強い花はキンモクセイなどが挙げられます。
上記以外であればどんなお花でも良いのですが、花選びに困ったら菊の花がおすすめです。日持ちがして枯れても散乱しないからです。そのため菊の花はお墓にお供えする花=「仏花」としてお花屋さんに並んであることが多いです。
⑩お供え物をそのままにして帰る
お供え物をそのままにして帰ることはやめましょう。
お供え物をそのままにして帰ると、動物によって荒らされたり、虫が寄ってお墓が汚くなってしまう可能性があるからです。
また飲み物をそのままにしておくのも良くないです。例えば瓶の飲み物であれば風などで倒れた場合、割れたりこぼれたりしてお墓を傷つけたり、墓石にシミができてしまう恐れもあります。
お花もそのままにしておくと、花立に虫が発生したり、お花や茎が腐って墓石に付いてしまうこともあります。
お供え物はそのままにはせず、お供えしたら持ち帰って家族と食べる、もしくはお墓の前で食べてしまうの方法としてあります。
⑪お墓に抱きつく
お墓を故人と思って抱きつくのはやめましょう。
直射日光で墓石が熱を持つため、夏場はヤケドしてしまう恐れがあります。また墓石の角に足をぶつけたり、花立などを倒してしまったりといった事故も考えられます。
⑫墓地で騒ぐ・走り回る
墓地は公共の場です。また故人が眠る神聖の場所でもあるので、騒いだり、走り回ったりするのはやめましょう。
特に小さいお子さんがいる場合は、走り回ったりしないよう注意しておきましょう。
⑬ 他のお墓をお参りする
自分たちのお墓ではなく、他のお墓に立ち入ったり、お参りするのはタブーとされています。
小さいお子さんやペットと一緒の場合は、手をつないでおく、リードを離さないといった注意が必要です。
ただし無縁仏の場合は、自分たちのお墓と変わらずにお参りするのは問題ありません。
まとめ
今回は、お墓参りのタブー、お墓参りでやってはいけないことについて紹介しました。
まとめると下記の通りです。
お墓参りでやってはいけないこと13選
①お墓掃除をしない
②ゴミをそのままにする
③固いスポンジ・タワシで磨く
④墓石を濡れたままにする
⑤水以外のものを墓石にかける
⑥派手な服装・露出の多い服装
⑦火をつけたまま帰る
⑧火を息で吹き消す
⑨トゲ・毒・匂いが強い花をお供えする
⑩お供え物をそのままにして帰る
⑪お墓に抱きつく
⑫墓地で騒ぐ・走り回る
⑬他のお墓をお参りする
以上のことはしないように注意しましょう。
また、お墓参りの基本的な流れは、お墓掃除→お供えもの→お線香と合掌→後片付け、といった形になります。
お墓参りでまず行うのがお墓掃除です。
お墓掃除をしたことがない方は、次回からお墓掃除の道具を持ってお墓参りに行くようにしてくださいね。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。