お墓参り

妊婦(妊娠中)のお墓参りは行ってもいい?適切な時期や服装、注意点を解説。

妊娠中のお墓参りって皆さんどうされてますか?

そんなお悩みを解決する記事を用意しました。

本記事を読めば、妊婦さんがお墓参りに行く際の注意点などが全て分かりますよ。

結論から言うと、妊娠中でもお墓参りに行っても問題はありません。

とはいえ、ご自身の体調次第ですし、また無理をしないほうがいい時期もあります。

妊娠中でお墓参りに行こうと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてお出かけくださいね。

 

妊娠中のお墓参りは安定期がおすすめ

妊娠中でもお墓参りに行っても問題ありません。

ただ行く時期としては安定期がおすすめです。体調が比較的に安定しているからですね。

妊娠期間を大まかに3つに分けると、0~4ヶ月を妊娠初期、5~8ヶ月を安定期、9ヶ月~臨月までを妊娠後期となります。

妊娠初期はつわりがあったり、また体に無理をすると流産などの原因につながる恐れも。

また妊娠後期もお腹が重くなります。動きにくく、バランスを崩して転倒するリスクもありますし、破水や切迫早産の恐れもあります。

そのためお墓参りに行く際は安定期がおすすめです。お墓参りのスケジュールを立てる際は、安定期に行けるように立てましょう。

 

妊娠中のお墓参りの注意点

妊娠中のお墓参りにはいくつか注意点があるので紹介します。

 

季節(気候)に注意しましょう

妊娠中のお墓参りでは季節(気候)にも注意しましょう。

特に、真冬や真夏は避けたほうがいいです。体調を崩してしまう恐れがあるからです。

お墓参りはお墓掃除から雑草取りなど色々とやることが多いです。そうすると1~2時間くらいお墓の前にいることになるので、炎天下の真夏日、または真冬日は妊娠してなくても辛いです。

妊娠中は体も疲れやすくなるため、暑さからめまいや体調不良を起こしたり、寒さで風邪を引いてしまうかもしれません。

そのため体調が安定しているとはいえ、真夏や真冬に行くのは避けたほうがいいです。

 

歩きやすい靴で行きましょう

妊娠中にお墓参りに行く際は歩きやすい靴で行きましょう。

墓地には段差や足元が悪いところが多いからです。

妊娠中は体が重く、また足元も見えづらいため、つまずいたり転んでしまう心配があります。

そのため履きなれたスニーカーがおすすめです。

不安定なパンプスなどは避けましょう。サンダルも滑りやすいのでおすすめしません。

また足元に注意を払いながら、できるだけゆっくり歩くようにしてくださいね。

 

お腹周りがラクな服装がおすすめ

お墓参りの服装は普段着でOKなので、妊娠中の場合はお腹周りがラクな服装を選びましょう。

おすすめはワンピースなどのゆとりのある服装です。

また妊娠中はトイレも近くなるので、トイレがしやすいようにという意味でもワンピースが便利です。

 

お腹周りを冷やさない工夫をしましょう

また妊娠中のお墓参りはお腹周りを冷やさないように、タイツや腹巻きを履くようにしましょう。

妊婦に体の冷えは大敵だからです。

例えば春のお彼岸の時期は、日中は暖かくなりますが、午前中や夕方になると気温もグッと低くなります。タイツや腹巻などを履いて体を冷やさないように注意してください。

 

折り畳みの椅子を持参すると安心

妊娠中はただでさえ疲れやすいです。お墓参り中は立ったままですので、とても疲れます。

そのため折り畳みの椅子があれば持参すると安心です。

特に夏場は体に負担がかかるので、折り畳みの椅子を持参して、日陰になるところで休憩できるようにすると良いですね。

 

万が一、体調が悪くなってしまった場合の対処法

もしお墓参り中に体調が悪くなってしまったら無理してはいけません。一緒に来ている方に一声かけて椅子のある場所で休みましょう。

墓地によっては管理事務所や休憩所があり、体調不良時には休ませてくれます。行く前に確認をしておくと良いですね。

休憩できる場所がない場合は、車の中がおすすめです。楽な姿勢で安静にしましょう。

また急につわりが出たときなどにトイレにすぐ行けるように、トイレの場所も確認しておきましょう。

休んでも体調が戻らない場合は無理をして動かないように。自分で判断しないで、かかりつけのお医者さんに電話して指示をあおぎましょう。

 

妊婦さんのお墓参りでよくある質問

最後に妊婦さんのお墓参りでよくある質問について回答します。

 

妊婦さんはお墓参りは避けるべきと言われたことがありますが何故ですか?

現代では妊婦さんがお墓参りに行くことは問題ありません。

ただ昔は現代と異なる考え方があったため「妊婦さんはお墓参りは避けるべき」と言われていました。

理由は2つあります。

1つ目は、お墓参りは「死」を連想させると考えられていたからです。

お墓参りや葬儀は忌み事であり、参加すると赤ちゃんがあの世へ連れていかれると昔は考えられていたようです。

2つ目は、妊婦さんの伝染病を避けるためです。

昔は今と違って土葬が主流だったので、墓地周辺は伝染病が発生する事もあったそうです。妊婦さんが亡くなったケースもあったようで、そうした事を避けるために妊婦さんのお墓参りは危ないから避けるべきと考えられていました。

ただ現代では伝染病が墓地で発生することはないですし、昔よりも医療技術も高くなっているため問題はないというわけですね。

 

水子やペットの供養はしても良い?

妊婦さんが水子やペットの供養をするのは避けるべきという考え方もあります。

これは水子やペットが嫉妬して良く思わないから、という考え方を持つ人がいるためです。

ただそれは一方的な偏った考え方であり、供養したいという思いがあれば妊婦さんであれ供養しても全く問題ありません。

考え方は人それぞれなので、水子やペットの供養をしてあげたい場合は

きちんと供養してあげましょう。

 

妊婦さんがお墓参りするときは「鏡」が必要って聞いたけど本当?

これも昔の人の考え方です。昔は妊婦さんがお墓参りに参加すると赤ちゃんをあの世に連れていかれると考えられていたため、それを跳ね返すために鏡を持参していました。

現代でも、地域によって鏡をお腹に入れるところもあるようです。

ただ多くの人は鏡を持参せずにお墓参りをしていますし、絶対に必要なわけではありません。

もしそれでも気になる、心配な方はお腹に鏡を入れておくようにしましょう。

 

まとめ

今回は妊婦さんのお墓参りについての注意点を紹介しました。

妊婦さんがお墓参りすることは全く問題ありません。ただし、ご自身の体調を最優先して行くようにしましょう。

安定期に合わせてスケジュールを調整する、真夏や真冬などの過酷な天候時は避けるなどしてお墓参りに行くと良いでしょう。

それでは今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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