「お墓参りの丁寧な言い方ってなんでしょうか?今度友人のお墓参りに行こうと思ってて、ご家族になんて言ったらいいか迷っています。」
そんなお悩みにお答えする記事を用意しました。
この記事を読めば、お墓参りの丁寧な言い方が分かりますよ。
また、親族ではない故人のお墓参りに行くときの尋ね方についても紹介するので参考にしてくださいね。
お墓参りの丁寧な言い方とは?
そもそも、「お墓参り」は丁寧な言い方です。
参るという言葉が謙譲語なので、お墓参りという言葉自体がへりくだる意味になっているからです。
これはご先祖様を敬う気持ちが込められています。
そして、墓参りという言葉に「お」をつけることで、丁寧な言い方になります。
また、別の言い方として「展墓 (てんぼ) 」という言葉があります。
現在、一般的には使わない言葉ですが、昔の人がお墓参りに行くときに使われていたり、短歌や俳句の季語として使われることがあるようです。
さらに、「墓参(ぼさん)」という言い方もあります。文字通り、墓へ参ることでお墓参りを意味し、お墓参りに向かう人を「墓参者」と呼ぶようです。
ただし、現代においてお墓参りの丁寧な言い方は「お墓参り」で良いでしょう。
友人のお墓参りに行くときの尋ね方
親族ではない友人のお墓参りに行く際は、友人の親族へ連絡を入れるのがマナーです。
また、お墓の場所を尋ねる必要があるかもしれません。
その際に連絡を入れる場合ですが、まず故人と生前どのような関係だったかを伝えて自己紹介をします。
そして、故人を思う気持ちを伝えてから「お墓参りをさせていただきたい」と伝えましょう。
そこで許可を頂けたら、自然な流れでお墓の場所を聞くことができますし、お墓参りに行くことができます。
丁寧な言い方や難しい言葉を探して使う必要はなく、故人を思う気持ちを伝えるだけで大丈夫です。
友人のお墓参りは四十九日を過ぎてからにしましょう
友人のお墓参りに行くタイミングですが、四十九日以降にするのがいいでしょう。
理由は、お墓へ納骨する四十九日法要までは、遺族は悲しみと忙しさの中にいるはずだからです。
そのためお墓参りは四十九日が過ぎてからにしましょう。
初盆・新盆も避けましょう
初盆・新盆とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを言います。
このとき、親族は初盆の準備で忙しくしています。
そのため初盆も友人のお墓参りは避けたほうがいいでしょう。
逆に、四十九日、初盆以外であれば、お墓参りはいつ行っても問題ないと言えます。
まとめ
今回は、お墓参りの丁寧な言い方について紹介しました。
昔の言葉で「展墓(てんぼ)」や、「墓参(ぼさん)」といった言い方もあるようですが、現代では「お墓参り」自体が丁寧な言葉です。
そのため、かしこまった場で話すときや、手紙に書くときにでも、別の言い方を探す必要はありません。
もし、親族ではない友人のお墓参りに行きたい場合は、ご家族に「お墓参りをさせて頂きたい」と伝えてから、許可をもらってお墓参りに行きましょう。
それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。