お墓参り

お彼岸とは簡単に言うと何?期間はいつからいつまで?【2024年】

お彼岸とは簡単に言うと何ですか?わかりやすく教えてください。あと、いつからいつまでがお彼岸ですか?

そんなお悩みを解決する記事を用意しました。

この記事を読めば、お彼岸とは簡単に言うと何なのか?いつからいつまでがお彼岸なのかが分かりますよ!

お彼岸という言葉は何度も聞いているけど意味までは知らない、というあなたに向けて記事を書きました。

お彼岸の期間の過ごし方についてもまとめたので参考にしてくださいね。

 

「お彼岸とは?」簡単に言うと?

お彼岸とは、日本独自の仏教行事です。

故人や先祖を供養して感謝を捧げる期間とされていま

お彼岸の期間は春と秋の2回あり、故人やご先祖様のいる「あの世」と、我々が生きている「この世」が最も近づく期間と言われています。

そのため、お彼岸の期間には故人への想いが届きやすいということから、お墓参りをしたり、仏壇にお供え物をして手を合わせたりするわけですね

ちなみに、お彼岸には、「この世」から「あの世」へ至るための修行の期間でもあります。

この期間に修行を積めば、煩悩や迷いのある「この世」から、悟りの開けた世界「あの世」へ到達できると考えられてきたからです。

ただ、現代のお彼岸では、お墓参りをしたりお寺で法要を行うのが一般的です。

 

お彼岸の期間はいつからいつまで?

お彼岸の期間は、春と秋の2回あります。

春彼岸は春分の日を中日として前後3日間秋彼岸は秋分の日を中日として前後3日間、それぞれ計7日間がお彼岸の期間になります。

ちなみに、お墓参りはお彼岸の中日が良いとされていますが、都合や天候具合に合わせて別の日でも問題はありません。

 

2024年のお彼岸はいつ?

2024年(令和6年)3月の春のお彼岸期間は、2024年3月17日(日)~2024年3月23日(土)の7日間です。

秋のお彼岸期間は、2024年9月19日(木)~2024年9月25日(水)の7日間です。

ちなみに、お彼岸のスタート日を「彼岸入り」と言い、最終日を「彼岸明け」と言います。

そのため、2024年の秋の彼岸入りは9月19日、彼岸明けは9月25日ということになります。

 

お彼岸の過ごし方

お彼岸の期間の意味について分かったところで、お彼岸はどう過ごすのが良いのでしょうか。

一般的には、以下のような過ごし方をすると良いとされています。

  • 仏壇のお掃除をする
  • お供え物をする
  • お墓参りをする
  • 彼岸会法要に出席する
  • 六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行を行う

順番に解説します。

 

仏壇のお掃除をする

お彼岸の準備として、仏壇のお掃除をすると良いでしょう。

小さな毛ばたきや柔らかいクロスを使って、彫刻や細工部分を倒したり傷つけないようにキレイにしていきましょう。

仏壇は湿気に弱いため、濡れた雑巾やタオルを使わないほうがいいです。また天気が良い日に掃除したほうが良いですね。

 

お供え物をする

仏壇へのお供え物として「御霊供膳(おれいぐぜん)」を用意すると良いとされています。

御霊供膳とは、白飯と一汁三菜からなる精進料理のことで、小型のお盆にのせてお供えします。

ただ、御霊供膳をわざわざ用意するのも大変なので、故人が好きだった食べ物をお供えするのも良いです。

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お墓参りをする

普段なかなかお墓参りに行けない方は、お彼岸の期間にすると良いでしょう。

お墓参りは、お墓掃除をしてから、お花、お線香、お供え物をして、手を合わせます。

ちなみに、お墓掃除の正しいやり方、お墓参りの手順については下記記事で詳しく解説していますので参考にしてくださいね。

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彼岸会法要に出席する

お彼岸の期間には、お寺では彼岸会法要が行われます。

彼岸会法要とは、故人様の冥福を祈り供養をおこなう仏教の儀式のことで、僧侶による読経や参列者による焼香がおこなわれます。

お寺の境内にお墓を所有している方や、檀家である方が出席する行事となります。

ちなみに、彼岸会法要に出席する際にはお布施が必要になります。

合同法要の場合は、3,000円∼1万円が相場です。 一方で、個別法要の場合は3万円∼5万円が相場になります。

お布施を渡す際は白い無地の封筒に包んで、裏には施主の住所と氏名を書いて渡します。

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初彼岸には彼岸会に出席してみましょう

初彼岸とは、故人が亡くなって四十九日後に初めて迎えるお彼岸のことを言います。

初彼岸に何か特別なことをする決まりはないですが、初彼岸だからこそ丁寧にお彼岸を迎えたいという場合は、彼岸会に出席すると良いでしょう。

お寺様からご供養の方法を知り、これからのご供養についても相談できる良い機会になるかもしれません。

 

六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行を行う

前述しましたが、お彼岸は修行の期間という意味合いもあります。

お彼岸の時期には、仏教の「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という教えを実践すると良いとされています。

六波羅蜜とは

修行名 意味・やること
持戒(じかい) 道徳や法律を守ること。
精進(しょうじん) 努力すること。向上心を持って行動すること。
布施(ふせ) 善い行いをすること。ボランティアや寄付、募金活動など。
禅定(ぜんじょう) 心を穏やかにして日頃の行いを見つめ直すこと。
忍辱(にんにく) 耐えること。他人への優しさを忘れず、怒らないこと。
智慧(ちえ) 本質を正しく見極めること。

見て分かるとおり、座禅を組んだり厳しい修行をする必要はありません。

ただ、普段から上記のような行いを実践するのは難しいです。

そのため、年2回あるお彼岸の期間だけは自分を見つめ直すという意味で実践してみると良いでしょう。

 

まとめ

お彼岸とは、日本独自の仏教行事で、故人や先祖を供養して感謝を捧げる期間です。

そのため、仏壇を掃除したり、お墓参りに行くなどして、故人やご先祖様のことを思った行動をしましょう。

初彼岸の場合には彼岸会法要に出席したり、興味があれば六波羅蜜を実践してみるのも良いのではないでしょうか。

それでは今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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