お墓参り

命日にお墓参りに行けない場合どうすれば?命日の墓参りについて解説。

命日にお墓参りに行けない場合はどうすればいいですか?

そんなお悩みを解決する記事を用意しました。

この記事を読めば、命日にお墓参りに行けない場合の対処法が分かりますよ。

また命日のお墓参りは何をするのか、何を持っていけばいいのかなど、命日のお墓参りの関する事柄が全て分かります。

ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてくださいね。

 

命日のお墓参りについて

そもそも命日とは、故人が亡くなった日のことを言います。忌日(きにち)とも言います。

命日にもそれぞれあり、亡くなった月日のことを祥月命日毎月くる亡くなった日のことを月命日と言います。

例えば10月1日に亡くなった場合には、10月1日が祥月命日となり、11月1日、12月1日などは月命日となります。

そのため祥月命日は年1回、月命日は年11回ある形になります。

現代においては「命日」と言うと年1回の祥月命日のことを指すことが多いです。

月命日に毎月お墓参りに行くのは大変なので、年1回の祥月命日にはなるべくお墓参りに行くようにすると良いですね。

 

命日にお墓参りに行けない場合はどうすればいい?

命日にはお墓参りに行ったほうが良いとされていますが、お墓まで遠い、仕事があって行けない、体調が良くないなど、様々な理由でお墓参りに行けない場合もあると思います。

前もって命日にお墓参りに行けないことが分かっている場合は、前倒しでお墓参りに行くのがいいとされています。

例えば、前月の月命日だったり、お盆やお彼岸、大型連休の日といった帰省するタイミングでお墓参りすると良いでしょう

基本的にお墓参りに行ってはいけない日はないので、自分の都合の良い日にお墓参りに行って問題ありませんよ。

 

命日のお墓参りで行うこととは?

命日のお墓参りで行うことは、年忌法要(法事)を行う年と、そうでない年によって異なります。

 

年忌法要(法事)を行う年

年忌法要とは、1周忌、3周忌、7回忌といった祥月命日に合わせて行います。年忌法要はお寺さんに頼み、お坊さんにお墓や仏壇でお経を読んでもらう行事になります。

お坊さんにお経を読んでもらうには謝礼を払います。金額は地域などによって相場が変わるので事前に聞いておくと安心ですね。

ちなみに、金銭的に苦しい場合には年忌法要を行わないという選択も可能だったりします。

一般的に年忌法要の際にはスーツやワンピースなどの略式礼服を着用します。

 

年忌法要を行わない年

年忌法要を行わない年だったり、金銭的に苦しくて年忌法要を行わない選択をした場合には、お墓の前でしっかり手を合わせて供養しましょう。

お墓参りの際には、故人が好きだった食べ物、好きだったお花などをお供えして、自分や家族のことを近況報告すると良いですね。

お墓参りだけの場合は、服装については普段着で構いません。ただし、露出が多い服、派手な色の服はふさわしくないと感じる方もいるので控えたほうがいいでしょう。

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命日のお墓参りで持っていくものは?

命日のお墓参りといっても普段のお墓参りと持ち物は変わりません。ただ多くの人は、お墓参りの持ち物について曖昧なのではないでしょうか。そこでここではお墓参りの持ち物について紹介するので、忘れずに用意するためチェックしておきましょう。

最初にまとめると以下の通りです。

  • お線香
  • ろうそく
  • マッチ・ライター
  • お花
  • お供え物
  • 数珠
  • 掃除用具

それぞれ紹介していきますね。

 

お線香

お線香の香りは故人にとっての食べ物であるという考えがあります。

また、お線香の香りはお参りに来た人の心身を清める意味もあります。

お線香をあげる本数だったり置き方については宗派によって違うこともあり、事前に詳しい人に確認しておくか、下記記事を参考にしてみてくださいね。

参考
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ろうそく

ろうそく立てがある場合には、ろうそくを持参しましょう。

ろうそくの火は、不浄なものを祓い、周囲を清めるものとされています。

ろうそくはお線香に火をつけるときに使うので、マッチやライターでろうそくに火を灯して、その火でお線香に火をつけましょう。

風が強い日にはろうそくに火がつかない場合もあります。その際は直接お線香にライターなどで火をつけても問題ありません。

 

マッチ・ライター

ろうそくに火を灯す用です。ただ、風が強い日には火がつきにくいので、チャッカマンのほうが便利で使いやすいでしょう。

火傷や火事などを起こさないよう注意してくださいね。

 

お花

お墓にお花を供えるのには、お墓参りをしている自分の心と、ご先祖様の心を清らかにするという意味が込められています。

故人が好きだったお花、もしくはお花屋さんに「仏花」というお墓参り用のお花が売っていたりするので、そちらを購入してお墓参りに持参しましょう。

お花をお墓の花立にさす際は左右対称にすること、また長い場合には適切な長さに切ってお供えしてください。

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お供え物

お供え物に特別な決まりはありません。故人が好きだったものや季節の果物、お菓子などをお供えすると良いでしょう。

袋や箱に入った食べ物は開封してお供えする、飲み物はフタを開けてお供えすることで、故人が喜んでくれると考えられています。

尚、お供え物は必ず持ち帰るようにしてください。

そのままにしておくと動物に荒らされたり、虫が湧いてしまったりとトラブルの原因になります。

もしくはその場で食べることで供養になるとされています。

 

数珠

数珠を持っている場合にはお墓参りに持参しましょう。

お墓の前で手を合わせるときには、数珠を手にかけて行うのが正式なマナーとされているからです。

ただし、必ずしも持っていかなければならないわけではありません。

今後必要だと感じた場合には買っておくと良いでしょう。

 

掃除用具

お墓参りで一番最初に行うことはお墓掃除です。お墓の周りのゴミや雑草、墓石の汚れ落としなどを行います。

具体的には以下の掃除用具が必要です。

  • ほうき・チリトリ
  • 軍手
  • 雑巾
  • スポンジ
  • ゴミ袋

ほうき・チリトリでゴミを集め、軍手で雑草を抜き、雑巾やスポンジを使って墓石のホコリや汚れを洗いましょう。

掃除で出たゴミはゴミ袋に回収します。墓地のルールに従って、墓地のゴミ捨て場に捨てるか持ち帰るかしてください。

 

命日以外でお墓参りにふさわしいタイミング

命日は曜日も毎年違うので、会社や学校など普段の平日にあたることもあります。

そのため命日にお墓参りに行けない方も多いと思います。

そこで、命日以外でお墓参りにふさわしいタイミングを紹介しますね。

 

お彼岸

お彼岸はあの世とこの世が一番近づく時期とされています。

そのためお墓参りにふさわしいタイミングです。

お彼岸は年2回、春分の日、秋分の日のそれぞれ前後3日間を含めた7日間の時期を指します。

お彼岸の時期には、寺院が合同法要を行う彼岸会(ひがんえ)が行われたりします。

 

お盆

お盆は故人が家族のもとへ帰ってくる日とされています。

そのため多くの人がお盆の時期にお墓参りに行きます。

お盆は毎年8月13日~16日の時期のことを指します。東京をはじめとした一部地域では7月の場合もあります。

また故人が亡くなって49日を終えたあとに初めて迎えるお盆を「新盆」や「初盆」と言います。

特に新盆の場合は、念入りに準備されることが多いです。

 

年末年始

1年の感謝の報告や、新年の挨拶をかねて、年末年始にお墓参りに行かれる方も多いです。

ただ、神社信仰のある地域では、お正月にお墓参りはしてはいけないと言われている所もあったりします。トラブルにならないよう事前に確認しておきましょう。

 

人生の節目や報告したいことがある時

基本的にお墓参りはいつ行っても問題ありません。

そのため何か報告をしたいときにお墓参りに行くのも良いでしょう。

特に人生の節目にお墓参りに行かれる方が多いです。

入学、就職、結婚、子供の誕生など、自分自身の生活に変化があったときにお墓参りに行くと、ご先祖様も喜んでくれるでしょう。

 

どうしても行けない場合には、お墓参り代行に依頼する方法もあります

体調を崩してしまいお墓参りに行けない、遠方で行きたくても行けないといった場合には、お墓参り代行に依頼するという方法もあります。

お墓参り代行では、家族の代わりにお墓の前で手を合わせてくれて家族の伝言を伝えてくれます。

またお墓周りの雑草取り、墓石の水洗い、お花とお線香のお供えまで行ってくれます。

そのためお墓掃除をお願いしたい場合にも依頼すると便利です。

この記事を書いている「こころリンク」では、東京・埼玉を中心にお墓参り代行サービスを15400円~提供しております。

ほったらかしのお墓をどうにしかしなきゃ、、と思っている方はぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

今回は、命日にお墓参りに行けない場合はどうすればいいか紹介しました。

結論、命日にお墓参りに行けない場合は、前倒してお墓参りに行くと良いでしょう。

ちなみに、お墓参りはいつ行っても問題はありません。

もしいつ行けばいいか悩む場合には、お彼岸やお盆、年末年始、何かを報告したいときなどに行くと良いでしょう。

それでは今回は以上です。

最期まで読んでいただきありがとうございました。

 

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