医療におけるママ力を上げよう!子どもができたら避けて通れない!病院との関わりで賢いママになる方法!

皆さんは”ママ力”という言葉を聞いたことがあるだろうか?

今回は”医療におけるママの力”の高め方について、医療の現場に長年携わっている安富由紀子さんにお話を伺った。

看護師/ジェネラリストナース/JNCA認定看護コーチ 看護大学を卒業後、都内大学病院に勤務。特別病棟(通称VIP病棟)で脳外科から婦人科まであらゆる疾患に対応した看護を行う。その後、治験コーディネーターとして新薬開発にも携わる。自身の出産後は生後4か月から助産院に子連れ出勤し、現在は保育園の看護師として働いている。幅広い疾患や患者をみてきたジェネラリストナースとしての経験を活かしながら、患者さんが主体的に自分らしい治療が行えるよう、『患者力』をつけるための活動を行っている。

 

子を持つ親にとって、子供の健康は誰もが願うものだ。だからこそ、我が子に少しでも異変があったら、思うようにいかなくなれば、初めての子育てであれば尚更、動揺したり自分を攻めてしまったりしてしまうもの。

そんな時、使える術が、安富さんが提唱する”ママ力”だ。

ママ自身が自分の心を俯瞰しコントロールする術に止まらず、もしも万一子供が病院にかかる場合、医療従事者に気持ちよく感激してもらいながら彼らの最高の医療の力と知恵を引き出す術、さらには子供の自然治癒を引き出す術まで。

”お医者様は神様”の時代はもうとっくに終わっている。受け身の姿勢ではなく、患者となる私たちも、当事者となって、医療従事者と手を取り合い、医療をうまく使う時代になっている。

未来を紡いでいく子供のために、是非全ての親に、ママに、この力をつけて頂きたい。

●00:49~03:50 医療におけるママ力とは?

●03:51~07:10 ママ力で最も大切なことは?

●07:11~09:25 望む医療の考え方とは?

●09:26~11:40 合うドクターの見つけ方

●11:41~14:49 最高の医療を引き出す秘訣

●14:50~16:26 今すぐ出来ることは?

●16:27~17:53 由紀子さんよりメッセージ

 

菅野: みなさんこんにちは!!今日は、ジェネラリストナースでJNCA認定看護コーチとして、数々の講演などもされていながら、現役ママでもある安富由紀子様にお越しいただきました。ゆきこさん、どうぞよろしくお願い致します!

安富由紀子さま: よろしくお願い致します!

—–医療におけるママ力とは?

菅野: では、早速色々、お伺いしていこうと思います!まず、ゆきこさんは、医療におけるママ力が大事だ!っと全ての子を持つママに向けて、発してらっしゃいますよね。そもそも、”医療におけるママ力”ってなんなのですか?

安富由紀子さま: 医療におけるママ力とは、ママが我が子のために最高の医療を引き出す力のことです。言い換えれば、ママがそうした力をつけることで、子供が受ける医療の質が変わってくるんです。

菅野: ママ力凄いですね!では、その医療におけるママ力において1番大切なこととは何でしょう?

安富由紀子さま: 1番大切な事は、子供の健康において自分(親)が何を大切にしたいのかを考え、選択をし、納得をする事が最も大切ですね。 それはどういう事かというと、例えばこういう話があります。 完全母乳でおっぱいを与えているママが2人います。2人とも赤ちゃんの検診の時に、「体重がちょっと増えていないからミルクを与えてください」と先生に言われました。すると2人とも、それは可哀想な事をしてしまったなぁ、頑張らねば!と先生に言われた通り、体重を測ってミルクをあげてという風にしていました。 そうして2組とも赤ちゃんは成長をし、体重も増えて安心!で終わるはずなんですが、 そのうち1人のママは「これでよかったのかなあ??私は完全母乳で育てたかったのになぁ。」とモヤモヤが続くのですね。 母乳育児の利点って結構色々な所で記されていると思うのですが、そういったものを目にしては後悔の念に駆られて。完全母乳で育てているママの話を聞くたびに心苦しくなったりだとか。また、子供に対してなんだか後ろめたい気持ちになったりだとかして。 実際こういうママって本当に多いと思うんですね。 でも一方で、そうやって心苦しくなってしまうママと、あともう一方のママはどうかというと、「私は母乳とミルクの混合育児で本当によかった。」と、成長した子供の力強い手足を見て納得し、自信を持って子育てをしているというママで。 この2人の女性の違いって何なのかなーって思った時に、それって自分が大切にしたい事が何なのかって言うことを理解しないまま選択してしまっているという事だと。あと、ちゃんとそれに心を決めて納得をして選択をしているママとの違いなのかなぁと思うのですよね。

菅野: ”納得”というと、具体的にどういうことでしょうか?

安富由紀子さま: なんとなく流れのままに自分の意志なく、言われるがままにそうしていた。ではなくて、自ら一度立ち止まって、より深く考えたり行動したかどうかって言う事に限るのではないかなぁと思います。 先生からミルクを出してください、と言われたときに、「いやいやでも私、完全母乳で育てたいし!」と、そう最初に思っても、「待てよ?私ってなんでそんなに完全母乳で育てたいんだっけ? そもそもそれってミルクを出したら得られないことなのかな??」と一度俯瞰して考えてみて、 自分が本当に大事にしたい事の核はどこなのか?ですとか、そのバランスですよね。 そういった事をしっかりと意識して、まぁ色々と悩むと思うんですけれども、例えば、その決断をする前に一度試してみたりすると良いと思うのです。 最終的にミルクなしで完全母乳で突き通してやってみて、もうそれで体重がやっぱり増えなかったとなれば、「私はもうここまでよく頑張った。だからミルクをまた1つのアイディアとして挑戦してみよう!」そういうのが1番大事なのかなと思います。

菅野: うん、分かる気がしますね。ミルクの事は、お薬ではないけれど、でも医療ってなっても一緒ってことですよね。

安富由紀子さま:  そうですそうです。

 

—–”望む医療”とはそもそもどう考えたら良いのか?

菅野: お薬とか、何か治療をしないといけないってなった時でも、自分が大事にしたいと言う事があればそれを大事にできるように動ける。すごいわかる気がします。 また、望む医療を受けるために必要な情報収集力が、ママ力を高めるために、大事で必要だ!っとも由紀子さん仰っているじゃないですか。でも、そもそも、こういう医療を受けたい!子供に受けさせたい!っと、そういうことを実際、具体的に考えているママってそんなに多くないんじゃないかなって思うんですよね。 しかも予想出来ないことじゃないですか?急に病院に行かないといけないとか、なんかあれ?うまくいかない事が起きたなぁと思ったりすることって、急にやってくるかなと思うんですけれども。 多くのママが、こんな医療をどこで!とかではなく、子供に何かあったら近所の〇〇の病院、とか、大きな病院だったら大学病院など、まぁどこでも一緒かなぁ、と思っているお母さんたちって多い、それくらいの考えだと思うんですが、由紀子さんが仰る、望む医療ってそもそも、どういう風に考え、捉えればいいのでしょうか?

安富由紀子さま: 療養するときに、どういう風に看病したら良いのか教えて欲しいだとか、 夜、救急で何かあったときに事前にすぐに対応してもらえて、今の状況を分かってもらえる方法を作っておきたいだとか。 本当にただ熱が出たから病院に行こうって言うのではなくて、まず一度立ち止まって、今日は何を得るために病院にかかるのかって言うことを明確にしておくことが大事だと思います。それだけで本当に医療は流されるままだけということではなくて、格段に良いものを掴み取れるようになりますね。 例えば、「心配性の私に、しっかりとした、情報提供をしてほしい。」という”望む医療”の考えを持ち、数字が強人だったら「もっと言うと、数字を入れてくれると私はちゃんと納得ができる。」というタイプの方の場合は、 そのような診察を得意とするドクターを見つけるといいんじゃないかなと思います。やっぱり相性の良いドクターっているので。

菅野: いますよね。ちょっと冷たいかなぁと思ってもその感じが安心できるって言う感じの方もいますもんね。 相性の良いお医者さんって長く付き合ってみないとわからなかったりだとか、ちゃんと行ってみないとわからないっていうところがあると思うんですけれども、自分にあったドクターの見つけ方ってあるんでしょうか?

安富由紀子さま:  そうですね。やはり、実際脚を使って、探しに行くっていうのが1番。会ってみないとわからないと思うから。 情報収集って色々ネットだとか口コミだとかありますけど、自分で歩いてコツコツと蓄積された情報っていうものもいいかなと思います。 私だったら、どう相性の良い先生を見つけて出会うかなと考えたら、まず子供が風邪とかひいて病院に行ったりした時とかに、受付の方や看護師の人とかにこそっと相談してみるといいかなと思っていて。その時に「先生選びたいんですけど!!!!!!」って言う言い方ではなくて、 私実はこういうところが心配性で、とか。こういうところが気になっていて、とか。こういうところが得意な先生が良くて、とか。あとは私だったら話しやすい先生がいいんですって言うことを伝えて、その受付の方とか看護師の方に、 ”あなただから信頼して相談してみたいのですけど” というような姿勢で言うと、もっと良いかなと思いますね。

菅野: なるほど。コツですね。 そうやって情報収集してママが力をつけていくことで最高の医療を引き出すことがママ力があれば可能と言う事ですね。 そうしたことに関連するんですけど、最高の医療を引き出す。相性の良いお医者さんを見つけるコツみたいなものってすごく気になるんですけれども。 もうちょっと、より具体的に、自分や子供にとって最良の医療を引き出すにはコツだとか、質問の仕方とかってありますか?

安富由紀子さま: そうですね。最初にお伝えしていたママ力。それを意識しておくだけでも全然医療がその時点で違ってくると思うんです。 それで一つは自分が大切にしたいことを考えておく力。あともう一つは、大切にしたいことに軸を置いた選択。三つ目は、望む医療を受けるために必要な情報収集力。こういったことなんですけれども。 それを意識した上で具体的にって言うと難しいんですが、医療にお任せではなくて、”私も主体的に医療に参加しますよ!”という姿勢を示す事が大事かなと思っています。 そのために先生にプロとしての情報とか意見をください、と。私はそれをもとに納得した医療を受けたいんです、というような凛とした姿勢というのが医療者の心を揺さぶって、先生も自分の持っている知識だとか技術だとかを精一杯示してくれるかなと思います。 やはり医療者って基本は誰かの役に立ちたいと思ってなっている人が多いから、そういう風に頑張ってるママ、一生懸命なママを見ていれば、ちょっとでも自分の引き出しから何かいいことないかなぁと思って聞き出してくれると思うんですよね。

菅野: 医療者と手をつないでというか、協力してやっていこうという姿勢ですよね。 確かにそうですよね、そういうママには役に立ってあげたい!という気持ちになるのは分かりますよね。医療側もやはり人間ですからね。一緒に頑張ろうって思えるとすごくいいですよね。

—–ママ力を高めるために今すぐ誰でも出来ることは?

菅野: 今日はここまで医療におけるママ力を高めるための3つのポイントを伺ってきたんですけれども、今すぐ今日からどのママにもできること。気にしておいてほしいことってあったりしますか?

安富由紀子さま: そうですね。やはり身近な病院にかかる時、診察室に入る前に今日知りたいこととか得たいものを明確に目標を決めておくといいと思います。忘れそうな時はメモを書いたりして毎回それを確認して、そこにフォーカスをして先生に質問する。とか、していくといいかなと思います。これを繰り返すと自然とママ力がついてきて、すっかりと一流のママになりますね。

菅野: 一流のママ!!!!!

安富由紀子さま: でも本当に、ママ力。医療者をも感激させるというか、最高の医療を引き出す力だと思っています。

菅野: ありがとうございます。すごく勉強になりました。私も子供を産んだ暁には一流のママを目指そうと思います! 今日は、すべてのママにママ力を!をテーマにお伺いしたんですけれども、最後に何か一言メッセージありますか?

安富由紀子さま: はい。ママの健康とか医療とかってことに対するマインドとか姿勢とか行動っていうのは、子供とか夫だけではなくて、医師とかその他の医療者とか、その他にもおじいちゃんとかおばあちゃんとか自分と接する全ての人に影響を与えるんじゃないかなと思っています。ママ力で日本の医療が変えられると思っているので、今すごく情熱的で行動力のあるママが多いと思うので、一緒にママ力をつけて日本の医療までも良くしていきたいなと思っています。

菅野: すばらしいですね!ありがとうございました。

 

※こちらの文書は音声の書き起こしから、読みやすい文章に若干言葉を変えているところもあります。

 

〜まとめ〜

医療におけるママ力とは、

①子供へのお世話の仕方、育て方、関わり方において何を最も大切にしたいか核を考えておくこと。

②その大切にしたいことに軸を置いた選択、決断をすること。

③その決断をする為に必要な情報収集力をつけること。その収集のひとつとして、医療者を上手く巻き込む術を身につけている事。

 

●取材:菅野ゆり / ●ディレクター:升水美保 / ●デザイン:青山ありさ

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